中国語の伸びを正しく測る
本当の進歩を映す 6 指標と、誤解を招く指標。
2026年7月5日 公開 5 分で読める
中国語学習の典型的フラストレーション:3 か月やって「伸びていない気がする」。 実は伸びているが、測っている指標が間違っているだけ。追うべき 6 指標を紹介します。
停滞感は幻想
脳は既知に慣れる。1 か月前に苦戦した語が「当たり前」に感じ、 カウントを止めてしまう。学習版「知の呪い」。
追うべき 6 指標
1. 認識できる漢字数
最も可視。任意の SRS で確認可。日次ではなく月次で追跡。目標:初期 +50〜+100/月、以降 +30。
2. SRS 定着率(%)
長期に維持している割合。85〜90% を狙う。80% 未満は速すぎ、95% 超は易しすぎ。
3. HSK 模試スコア
2 か月に 1 回、レベル相当を受験。客観点数が停滞感を粉砕。2 か月で +15% なら順調。
4. 読解速度(字/分)
同じグレイデッド・リーダーを 2 か月に 1 回、辞書なし 5 分で何字読めるか。流暢度の良指標。
5. 単語の想起時間
1 秒未満で出る語は確実。考え込む語は要復習。FSRS 系 SRS は自動計測。
6. 月 1 の定性テスト
最良の判定:ネイティブ/音声 AI と 5 分フリートーク。流れる部分と詰まる部分が体感で分かる。
測ってはいけないもの
- 連続記録単独(燃え尽きリスク)
- 累計時間(時間 ≠ 進歩)
- Duolingo レッスン数(エンゲージメントであり習熟度ではない)
関連:間隔反復の仕組み。
よくある質問
測定頻度は?
SRS 指標は週次、模試は 2 か月毎、口頭定性テストは月次。
Duolingo の連続記録は良指標?
エンゲージメント指標であり習熟度ではない。動機付けには有用。
SRS 定着率の目標は?
85〜90%。80% 未満は速すぎ、95% 超は易しすぎ。